NOSAIとは

農業共済制度
(NOSAI制度)について

 

NOSAIの理念

農業共済制度とは

  • 農家が災害を受けたとき、その損害を補償して経営を安定させることを役割としています。
  • 国の恒久的な農業災害対策の基幹として位置づけられた公的救済制度です。
  • 農村に昔からあった相互扶助の精神を基礎として施行された農業災害補償法は平成30年4月から農業者の減少・高齢化、保険ニーズの多様化等時代の変化を踏まえ、サービスの向上及び効率的な事務による農業者への負担軽減の観点から抜本的な見直しを行い農業保険法になりました。

収入保険制度とは

  • 平成31年1月1日から開始された新制度です。
  • 青色申告を行っている農業者及び法人を対象に、国が保険料の補助や再保険を担う公的保険制度です。
  • 農業経営全体の収入に着目するので、すべての農産物が対象です。
  • 農業者の平均収入の8割以上の収入補てんができ、農業で新しい品目の導入、販路拡大などチャレンジする農業者を支援する保険です。

農業共済制度の特色は

  • 共済掛金のうち40%~55%を国が負担します。
  • 事務費のうち多くの部分を国が負担します。
  • 国に保険しています。
  • 営利を目的とした事業はできない事になっています。

NOSAI制度の仕組みと
事業の種類

NOSAI制度の仕組み
画像をクリックすると拡大します。

NOSAI佐賀の事業

NOSAIの主な用語

共済関係
農家と組合との間で結ばれる共済に関する権利義務の関係をいいます。共済関係の成立により、農家は共済金の支払いを受ける権利を持つ一方、掛金の納入義務、その他通常の肥培管理、損害通知、異動通知等の義務があります。
共済責任期間
共済関係の成立により、組合が農家の損害に対して補償責任を持つことになる期間のことです。
共済事故
組合が共済金の支払い義務を負うことになる事故です。共済事故となるものは、その発生が予期できず、また、これを避けることが困難なものでなければなりません。
基準収穫量
農作物・果樹・畑作物の各事業において損害額や共済掛金の算出基礎となる収量で、いわば「平年収量」のことです。
共済価額
共済に加入するものの価値を、時価額等で表した金額です。
共済金額
農家が共済事故により損害を被ったとき、組合が支払う共済金の最高限度額です。つまり、契約金額のことをいいます。
農家負担共済掛金
共済金を支払う財源としてあらかじめ、農家からいただくお金のことです。建物、農機具共済以外は、国が共済掛金の40%~55%を負担します。
共済金
農家が共済事故により損害を被ったとき、その損害の程度に応じて支払うお金のことです。
付保割合
家畜共済、果樹共済、園芸施設共済において、共済価額または基準収穫金額に対して農業共済組合が補償する割合のことです。付保割合が高いほど補償は大きくなります。
危険段階掛金率
過去の共済金の支払の程度に応じて加入者をグループに分け、被害率が高い加入者は掛金率が高くなり、低い加入者は掛金率が低くなります。
任意加入
農家の意思で、共済に加入申し込みができることです。